日野町長選の結果

 日野町長選が終わり、現職候補が3選を果たされました。今回は、4年前と違って、「中学校給食民営化問題」というわかりやすい争点があり、しかも選挙戦最終日には、現職選対幹部の町議会議員が、新人候補派の町民に暴行を加え、警察が捜査に乗り出すという事件まで発生して、現職候補にとってはそれなりの逆風もあったわけですが、それでもふたを開ければ、現職候補の圧勝という結果でした。
 私自身は、あえて誰に入れたかは書きませんが、現職候補と4年前に激闘を演じた当事者であり、その時お世話になった皆さんの多くが今回は新人候補を応援されていましたから、新人候補の後援会には入会させていただきました。なお、選挙運動期間については、所属する会社(オフィス資)の業務の都合で、告示直前から現在まで東京に滞在しており、直接的な関わりはできませんでした。投票は、事前手続きをして、東京で不在者投票を行ない、棄権するようなことはしませんでした。もちろん、選挙の前後を通して、町民の皆さんと、いろいろ情報交換はしていましたので、今回の町長選を分析してみました。
 まず、最初に紹介したいのが、実際に投票に行った20代の若者の声です。この人が言うには、「現職は過去の腐った政治を少しは変えたので一定の評価はできるが、財政を悪化させる給食センターの直営方式を撤回しないことは認められない。政策的には新人候補を支持したいのだが、この人が町長になると、私利私欲の古いタイプの政治家や、いわゆる町の有力者の言いなりになる恐れがある。」ということで、どちらに投票するか随分悩んだとか。なるほどな、と思いました。直接町政に関わっておらず、しがらみのない町民は、このように見ているのです。
 一方、私が住む日野地区の住民の間では、反現職派の人の中でも、「奥野さん以来旧日野から町長が出ていない。もうそろそろ、旧日野から町長が出てくれないと。」とか、「新人候補の方は、町議会議員だということだけれど、全くなじみがなく、どんな人かもわからない。」、「今回は南比と桜谷の戦いだ。なぜ高井君が出てくれないのか?」と言った声が聞かれました。このあたりは、昭和30年の合併から60年近く経った現在もなお、旧日野町とそれ以外の6ケ村との壁が完全には解消されてということなのでしょう。実は、私は、この意識のズレを、新人候補の選対幹部に事前に指摘したのですが、一笑に付されてしまいました。その上、新人候補の総決起大会が東桜谷公民館で開催されたわけで、日野町全体から支持を集めなければならない町長選挙で、逆に地元地区を重視するあまり、その他の地区の住民をシラケさせてしまうことになったような気がします。私はいままで、いくつもの首長選挙に関わってきましたが、首長選挙では、過度に自分の地元を重視する方針を打ち出した候補者は、ことごとく落選しています。
 おそらく、こういったことが重なって、結果的に現職候補の圧勝に結びついたのではないでしょうか。もはや「ムラ型選挙」は通用しない、ということなのです。


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