平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震

今日14時46分に、三陸沖を震源とするM8.8の、我が国観測史上最大規模の地震が発生し、多数の死者・行方不明者・負傷者が出ています。まだ、被害の全容は判明しておりませんが、死者は少なくとも1千人を超える模様です。地震発生時、私はたまたま東京都三鷹市にある妻の実家におりましたが、南北方向の周期が長い大きな揺れが数分間にわたって続き、幸い家具の転倒には至らなかったものの、棚の上のものが多数落下して破損しました。公表された震度は5弱とのことですが、かつて経験した震度5(5弱・5強に分かれる以前)と比較すると遙かに大きな揺れだったため、恐らくは震度5強に限りなく近い5弱だったのではないでしょうか。その後も、現在に至るまで、震度4を最大とする余震が数十分間隔で続いています。地震発生後からしばらくは、固定電話や携帯電話が非常につながりにくい状況が続きました。三鷹市内や隣の武蔵野市内でも、火災やエレベーターへの閉じ込みが頻発したらしく、夜まで、緊急車両のサイレンが途切れることはありませんでした。また、首都圏のJR全線が最終列車までの全列車運休を決めたため、近所を通るJR中央線と並行した道路は、日頃の閑散とした光景から一変して、徒歩で帰宅するサラリーマンや学生であふれかえっていました。私は、かつて、阪神淡路大震災の際に、発災直後の現地へ入って、救援ボランティアをやった経験もあり、今回の地震でもいろいろと感じることはあるのですが、それは措くとして、今回の地震でもっとも考えなければならないことは、原子力発電所の安全性だと思います。東京電力福島第一原子力発電所の緊急炉心冷却装置を稼働させるための非常用電源が故障し、冷却水が注入できなくなって、原子炉内の水位が下がり、原子炉内の圧力が上がっています。このままの状態が続くと、最悪の場合、燃料棒が過熱して、炉心溶融(メルトダウン)が起こり、爆発して周囲に放射性物質をまき散らす恐れがあるのです。東京電力では、明日、原子炉内の蒸気を逃して圧力を下げる作業をするようですが、この作業により、一定量の放射性物質が大気中に放出される可能性があるそうです。政府は、原子力緊急事態を宣言し、発電所の周囲3キロ以内の住民に避難指示を出しましたが、この先事態がどのように推移するのかは、現時点では不明確です。原子力発電所は充分な耐震設計がなされていて絶対安全である、と、かつての自民党政府は主張し続けてきましたし、民主党政府もなんとなくその流れに乗ってきたようですが、今回の事態は、まさに地震大国日本における原子力発電所の危険性をはからずも白日の下に曝しました。この際、民主党菅政権は、原子力政策の抜本的見直しに踏み込むべきではないでしょうか。



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